いつもはI Do Projectの子どもたちとの
ミュージカル稽古について書いていますが
今日はちょっぴり違うお話を。
I Do Projectでは、歌やダンスの技術よりも大切にしていることがあります。
それは、
「この役は、物語の中でどう生きているのだろう?」
ということです。
稽古では、
「なぜそのセリフを言ったの?」
「今、どんな気持ちで息を吸ったの?」
「どうしてその一歩を踏み出したの?」
そんな「なぜ?」を
子どもたちと何度も何度も一緒に考えます。
でも、それだけではありません。
私たちは、脚本にも原作にも書かれていないところまで想像します。
例えば『オズの魔法使い』なら、
「西の魔女は、どうして”悪い魔女”と呼ばれるようになったのだろう?」
「子どもの頃はどんな環境で育ったのだろう?」
「誰かに心から愛されたことはあったのだろうか?」
オズ大王なら、
「なぜ人々を騙してまで”大王”で居続けたのだろう?」
「魔法使いを演じ続けることは苦しくなかったのだろうか?」
「そもそも、なぜ彼は奇術師になったのだろう?」
もちろん、正解はありません。
だからこそ、一人ひとりがその人物の人生を想像し、
自分なりの答えを持って舞台に立ちます。
私たちは「役を演じる」のではなく、
その人物として、その物語を生きること。
そこを大切にしています。
物語は、人を理解する力を育てる
最近ふと思ったんです。
これって、舞台だけの話ではないな、と。
目の前の人の言葉だけではなく、
その背景にある想いや人生まで想像すること。
自分の考えを相手に伝えること。
そして、一人が目立つだけではなく、仲間と一緒に一つの作品を創ること。
これは学校でも、会社でも、地域活動でも、
とても大切な力なのではないでしょうか。
「なぜ、この人はこんな行動をしたんだろう。」
「本当は、何を伝えたかったんだろう。」
そんな視点を持つだけで、人との関わり方は大きく変わります。
物語には、それを自然に体験できる力があると感じています。
I Do Projectで大切にしてきたこの学びは、
子どもたちだけでなく、大人や組織にも届けられるのではないか
と考えるようになりました。
決して演劇を教えたいわけではありません。
物語を通して、人を理解すること。
自分を表現すること。
そして、仲間と共に一つのものを創ること。
舞台で育まれるこの力は、
年齢や職業を超えて、多くの場面で活かせると信じています。
企業研修や学校での教職員研修、地域団体でのワークショップなど、
「こんな場でもできるかな?」というご相談がありましたら、
ぜひお気軽にお声がけください
これまで舞台で積み重ねてきたことを、
違う形でもお届けしていきたいと思っています♪

